2015年03月19日
卒業式とアカデミック・ドレス
米沢市の小学校は昨日が卒業式でした。
昨日は天気が良くて、卒業式びよりで、よかったですね。
日本では小・中・高と各学校を卒業するごとに卒業式がありますが、
欧米のそれらの学校には卒業式はありません。
卒業式は英語で
Graduation ceremony
といいますが、
これが行われるのは大学・・・Universityだけなのです。
ジェイムズ先生は大学院も行ったのですが、それでも卒業式といわれるものは
4年制の大学を卒業する時のみ、だったそうです。
他の時は、学期末の試験をやって、夏休みに入り、Certificate・・・修了書を休み中に受け取りに行くだけ。
なにも格式ばったことはしないそうです。
大学の卒業式に何をしたの?とききましたら、
「スーツを着て、長いローブを羽織って、帽子をかぶって、ホールに座って学長の話を聞いて・・・」
と、そんなに面白いことはなかったと言ってましたが、
でも人生に一度しかない卒業式ですから、きっと特別な思い出だったことでしょう。
ところで、欧米の大学で卒業式に着る「アカデミック・ドレス」
ってとても特徴的ですよね。あの角帽も・・・
ヨーロッパのアカデミック・ドレスは、
オックスフォード大学とケンブリッジ大学が、中世に、ヨーロッパの大学全体の学者・事務員用に開発した服だそうです。
当時は卒業の時でなく毎日着用する制服でした。
中世にデザインされたのですから、今の時代にみると変わった感じがするのもうなずけますね。
しかし、アカデミックドレスの本当の起源は、
エジプトに今もある世界最古の大学と言われるアル・アズハル大学でイスラム学者たちが来ていたゆったりとしたローブなのだそうです。
エジプトが起源だとはちょっとびっくりですよね。
「角帽」は、英語では
Mortarboard や academic cap といいます。
モルタルボード・・・変な名前ですね。これはレンガ積み職人がモルタルを混ぜるのに使う板に形が似ていることから名付けられたのだそうです。面白いです
Posted by まいてぃ at 17:55│Comments(0)
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